うつ病による休職は家族への罪悪感で休養とは言えないかも?治療のため主治医に診断書を書いてもらい休職するも、復職はおろか、退職の危機感さえ高まる。うつ病になったこと‥‥この、人生最大の危機を克服できるのだろうか。うつ病発症から休職と復職の過程で家族とのあつれきについて語るブログ
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復職後は減薬と寛解の正しい解釈が大事です


職場復帰も軌道に乗って、調子が安定してきたから、やはり誰もが「寛解」もしくは「完全寛解」を目指そうと思うのは当然のことだと思っています。

抗鬱剤・安定剤・眠剤を毎回毎日服用しているのはやはり普通だとは考え辛いものがありますから…

でも、あえて言わせてもらうなら、減薬は慎重に慎重を期して医者と相談の上で焦らず行って下さい。「うつ病」に対する世間の認知度は高くなりましたが、うつ病の再発予防には、症状が出なくなってから(ある意味寛解)してからも最低でも1年程度は服用を続けるものです。

残念ながら専門家である医者以外には意外とこの事実は理解されていないのが現状です。だからと言って、抗鬱剤等について、「止めたい」等の申し出は医者に積極的にしないで下さい。

いつどの薬を先に減らすのは、治療方針を立てている医者に任せましょう。この手の薬は「常習性が無い」と書かれているものもありますが、やはり「習慣性」は付随してくるものだと思います。

また、1種類でも減薬するとやはり離脱症状(禁断症状)によって、気分が不安定になったり、場合によっては眠れなくなったりするものです。そして、その離脱症状が抜けてある程度安定するまでは大体少なくとも2週間程度の期間が必要です。

ですから、自分から「この薬はもう必要ないのかもしれない」ということは自由ですし、最終的には完全寛解を目指すならば、減薬も必要とは思うのですが、極端に焦った減薬は絶対にしないで下さい。

日本的な風習というか、何と言うか、「仕事で貯まったストレスは(酒を)飲んで、解決しよう」といったものがあります。

このことに関してなのですが、気心が知れた職場の仲間と仕事について愚痴を言って、明日へのエネルギーを蓄えるというのはある意味良いことだと思っています。

ただ、お酒と特に睡眠薬との相性は最悪です。確かにお酒を飲んで眠剤を飲めば労せずして眠れる可能性はあります。しかし、もしお酒を飲んだ方が眠剤の効きが良いと錯覚してしまった場合、最悪の場合アルコール依存症への道をまっしぐらです。(私の場合仕事の関係で、接待等もありましたので、お酒を飲んで眠剤で寝たという経験はあるにはあるのですが、その効果は過剰効果と言えるものでした。また、通常に眠剤で寝た場合と違って眠りが非常に浅かったと記憶しています)


そうは言っても、仕事をされている方ならば必ずと言って良いほど、年に何回かの節目節目で必ずそういった宴会が催されるのは仕方ありません。全てを欠席するのは職場という限られた場所では難しいでしょうが、特に必要が無いものは基本的には断って下さい。どうしても出席しなければならないものについては、基本的にはウーロン茶等の清涼飲料水で我慢して下さい。


軽減勤務・制限勤務を経て、通常勤務に戻られた方。そして今これからその道を辿ろうとしていらっしゃる方に、アドバイスです。

繰り返しになりますが、絶対に焦らないで下さい。
お薬を使っているからといって、「自分は寛解していない」という訳ではないのです。先にも書きましたとおり、うつ病寛解後も、抗鬱剤は当面再発防止のために使うものですし、気分的には安定してきても一番最後まで残るのは大体の場合睡眠薬になるのではないかと思います。

「自分は治っていない。治らない」と卑下しないで下さい。今までの辛い状態を克服してきたのです。うつ病との闘いは短期的に片付くものではありません。

ある程度長期的なスパンで考えていかなければなりません。通常勤務に戻ったならば、尚更です。1年後にはこの薬は中止となるようにしたい、と努力することは大切ですし、そういう気持ちになれれば、あなたの寛解への道程はうつ病との闘いの道半ばに来ていると思って自信を持って下さい。

自信が過信にならないことには注意が必要ですが、やはり自信を持つことが大切なことであることは言うまでもありません。
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