うつ病による休職は家族への罪悪感で休養とは言えないかも?治療のため主治医に診断書を書いてもらい休職するも、復職はおろか、退職の危機感さえ高まる。うつ病になったこと‥‥この、人生最大の危機を克服できるのだろうか。うつ病発症から休職と復職の過程で家族とのあつれきについて語るブログ
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職場でうつ病であることをカミングアウトした相手もうつ病だった


うつ病のカミングアウトにはためらう場合が多い。

仕事上、うつ病を理由に損をしないか?うつ病だとカミングアウトしてどう思われるか?よからぬ偏見を持たれるんじゃないか?あいつは病気だからと不利益が生じないか?噂が流れて上長にまでに知られて考課に影響しないか?
その他いろいろ、職場の人にうつ病のなったことを話すことは他の病気になったことをカミングアウトするには気が引ける。

とはいうものの、先日の話。
私が先輩と目標管理で面談したときのことだ。職位で言うと、先輩でありながら実は私が管理職で先輩が一般社員。
先輩相手に目標管理で管理職面談するなんて気まづかったが、組織とはそういうものなのでしょうがないね。

ただ、気兼ねなくいろいろと話した。そして、業務遂行のお話が一段落すると互いの悩み事や相談事を話すようになっていた。
身上的な話題が中心になってきたおかげか…そこで私が、実はうつ病であることを告白した。
するとなんと!

先輩は驚くこともなく「ぼくもうつ病ですよ」と意図も簡単にカミングアウト…。

けれども、「治療先の医者が若くて偉そうなので、薬やめちゃたよ」といっていた。

意外にも、この職場には私が思っている以上にうつ病患者がいるみたいだ。


面談を終えて、私はうつ病という病気はポピュラーなのかそうでないのか、職場にはオープンであるべきなのかクローズであるべきなのか?偏見と損得を加味しながらいろんな思いにふけった。

病気とかうつ病とかいろいろなキーワードを学生時代の辞書で引いてみた。
学生時代の辞書だからか…それっぽくも昔っぽくも書いてある。
「病気は気の持ち方一つで、重くもなるし軽くもなるということ。」とのこと。
私が親父に言われそうなことが書いてあるね。

ところで、「気」そのものが病気になったら、どうなるのであろうか。うつ病はまさに「気」そのものが病気になること。先生も言っていましたが、うつ病の人に「気のもちようだ」というのは、足の骨を折っている人に「歩け」と言っているのと同じである。

なんとなく具合が悪い、頭が重い、休む…。あいつは怠け者というのは間違っているのである。ただ、世間一般的には認知されていないので、相変わらず怠け者となるのかな。
最近、大企業はメンタルヘルス対策が義務づけられているのに、ことが起こってからあわてて業務ラインを整えたり、残業時間チェックする会社や経営者がいる。
もっと、小手先ではなく世間に認知され事前の防止策がなされることを望む。

とにかく、うつ病で仕事をしている私としては職場にうつ病患者が多くいることは頼もしい限りだ。孤立感がないから。

カミングアウトし合える職場って素晴らしい…。ああ、彼も病んでるんだ…自分だけじゃないと思えると、いくばくかの心の支えになる。

しかし、世間よりも家族だ。
うつ病の苦しさを家族はもう少し理解して欲しい。
私の家族も「気のもちよう」と思っているぞ…つらいなぁぁ。
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