一過性であることを願いながら、今後の家族生活にも配慮が必要だと思っている。
そうだとしても父親の私はうつ病で仕事を休むことがままある。
母親は、うつ病など心の病気系への理解は乏しい。とそこへ、子供のストレス。
なんだか家族全体でメンタルヘルス不全というか、なんだかギクシャク感が満載の家族だと思う。
私はうつ病になって心身的に疲れ果てているが、妻と違って、心が健康でないことの苦しさは体験的に理解できているので、ストレスを抱えやすい娘への接し方については、ある意味で健康な妻よりも優れているかもしれない。
そんな父子の生活の一コマを少し書いてみたい。
ある日―――
朝起きて、娘が先にシャワーを浴びるか私が浴びるかと娘に問いただす。パパが先にと娘に言ったのにもかかわらず、先に入れと私が言う。娘としては「だったら最初から先に入れと言えばいいじゃん」と怒る。
その日の夕方、会社帰りに、塾へ迎えに行く。
娘は朝のことを引きずっており、怒っている。私は謝ったが、許してくれる気配がない。そこで、私が切れて「勝手にしろ」と言ってしまう。
別々に帰途へ…家では妻が仲をとりもってくれて、私が再度、切れてしまったことも含め、謝る。娘は許してくれた。
感情的になったり感傷的になったり繰り返すのは、うつ病の症状か…?
ある日――
娘は過換気症候群で1週間、塾に行っていなかったので勉強が他のメンバーよりも遅れてしまった。どうしていいのか自分でもわからず、勉強が手に付かない。妻は説得をし続けている。そこで、私が切れた。
そんなに悩むなら「中学受験は止めて、公立中学校へ行きなさい!」
最低である。さんざん、公立中学校はすさんでいるとか、高校受験は狭き門であるとか言って、私立中学を進めたのにいきなり公立中学に行けとは何?
もうこの時期にきて、公立中学に言ったら、恥ずかしい。みんなにバカにされる。あきらめることができない状況にしておいて、いまさら「あきらめろ」なんて、おかしい!
その通りである。
議論のつじつまが合わないのは、うつ病の症状か…?
これらのことで、私は娘から全く信用を失っている。
パパに話しても怒鳴られるだけ。
また、わたしがおかしくなったところを見せてしまったため、心配をかけまいとガマンしているようだ。
妻には「心配かけてごめんなさい」と言っているようだ。
ある意味、子供心を傷つけている。
ああぁぁぁ…もう、消えたい気分だ。
ココで消えたら、子供にもっと禍根を残す。でも、生きていたら、子供を傷つける。私がいなくても、家族は暮らしていける。悲しみは一時のこと。どうしよう?
消えたいと思っても、なかなか、人間って消えられませんよ…
それに、簡単に消えてしまいだなんて人間の尊厳に対して恥ずかしい。