うつ病で仕事を休む日には強く罪悪感を背負ってしまう。
罪悪感の対象は妻であり家族だ。うつ病で仕事を休みたいと言うのが本音なのに、嫁にはうつ病を理由に会社を休むとは言わず他の理由で仕事を休むことにする自分が罪悪感を持っている裏付けとなる。
で、その日も仕事を休んだ。
――足が痛い…なぜか。歩くたびに痛いので大事をとって医者に行きました。けれども、本当の欠勤理由は「足が痛いだけで仕事を休んでしまううつ病の気落ちした精神力」だろうと思います。
嫁は、こんな私の根性が気にくわないのでしょう。
あからさまに「何で休むの?それくらいで…」という嫁の態度。
仕事を休む旦那を否定する嫁から罪悪感を持たされるのだった。
一方で、それぐらいで仕事を休むことは言われるとおりなのに嫁の優しくない態度に反感を抱いてしまう。一生懸命働いて仕事から私が帰ってきたとき、大きな口をあけて寝ていたのは誰だ?
それでも起こさないようにして、何事も静かにしていたのに…
うつ病なのに頑張って働いているじゃないか!と嫁を叱ったことも一度も無い。たいてい、それで当たり前なんだからここは病気でも踏ん張らなくちゃならないと、うつ病な自分にむち打ち仕事に行って帰宅しても「大丈夫だった?無理しないでね」なんて優しい言葉は皆無…
仕事を休んだこの日、いい機会なので、借金に関してもいろいろと調整もした。学資保険から借入して、カードローン返済。諸掛の引落日を考えて振込。先月、あれほど経済的な問題解決について嫁と話し合いをして、判り合えたと思ったのだが。
徒労にきした。
嫁は、うつ病の旦那の心配ではなく自分のことしか考えていない。
それどころか!私が、最近、早く帰ってきているので、うつ病でクビになりはしないかと心配なのだ。
うつ病になった私を心配しているのではない。収入がなくなるのが心配。なんという、パートナーだ…?
信じられないかもしれないが、ほんとうに態度があからさまなのだ。
今も子供が塾に行くので「いってらっしゃい」を言うために玄関にいったら邪魔あつかい。そんなに私が目障りですか。必要ないっすか?
本当に、こういうことがあると、鬱な精神状態の時にネガティブ一色の思考に陥ってしまう。存在が消えればいいんだな…と。
そこまで追い詰められた罪悪感。
罪悪感とはうつ病の症状がつくりだすものでなく、家族などの接する人によってつくりだされるものだと思いました。