うつ病のケアには家族の協力が欠かせません。
家族と言っても私の場合はやはり配偶者である嫁が、うつ病の正しい理解をしてくれるかどうかは私の治癒速度にもダイレクトに関係してくる要素ではないかと思います。ところが嫁は、うつ病にはまるで無関心を決め込む人。
あまり心配しすぎるとよろしくないと、介護テクニック的に無関心なのか。それともうつ病患者に関わりたくなくて無関心でいるのか不明だ。
ただ、嫁は〝うつ病は気の持ちようだ〟と認識している人々のうちの一人である。
うつ病は気の持ちようでかかり、気の持ちようで治る?
そういう誤った解釈は早急に訂正して欲しいと思うが、それ以上に至急に改善して欲しい件がある。それは、私のことをけんもほろろに扱うことだ。
箇条書きにするとこうだ…・
問いかけを無視する(挨拶などしても返答がない)
自分が食べないものは片付けない…1日そのままだから、朝食の梅干や私の湯のみなどは、朝に私が片付けないと帰宅までそのまま
うつ病の症状重く、欠勤すると粗大ごみ状態
ただただ言葉がキツイ(グサリとくる)
こんなこともあった。
夜中に寝言を言っていたらしいその日。
かなり、大声で寝言を言っていたらしい。妻に起こされた。自分でも何か言っていたのは覚えている。自分の経歴を誰かに強制されて言っていたらしいことは覚えている。今日の朝、子も妻もよそよそしい。お父さんがおかしくなったという認識である……
そのうえ、嫁の機嫌はすこぶる悪い。
おそらく、私の寝言で起こされ寝不足になったと、いつか言われると思う。あぁぁ……こういう場合、なんでそんな寝言を言ってしまったのか心配してほしいカモ。
嫁は私のうつ病に対して無関心(無視)である。
さらに嫁の生活のリズムを狂わすようなうつ病の症状は、嫁にとって害なのである。
通院先の先生は、うつ病は家族の協力が非常に重要だと話していた。
何度か、理解してもらおうと、本を進めたり先生のところへ連れていったりしたが無駄だった。そもそも、理解してもらうのが図々しいのかもしれない。
仕事を急に休むときも、家にはいない。家にいると家族にも心配かけるし「仕事に行かずに何でここにいるの」という態度がわかるのでうつ病にも良くない。
だからか、もっぱらネットカフェへ行っている。
こういう家庭環境と夫婦仲である私がうつ病を完治させるには……会社を退職する、嫁と離婚することとなってしまう。
これはすぐに実行に移せない。子供に対しては責任がある。子供が成人となり、一人立ちできるようになる時期は会社を定年退職する年齢だ。
だから会社を退職する問題は実現する。
では嫁との離婚はどうするか?結婚した以上、嫁に対しても責任はある。いままで、洗濯や掃除、料理など家事全般を引き受けてくれた。
けれどだ……
うつ病に無関心な嫁といっしょに暮らしている限り、私のうつ病は永久に完治しない気もする……。